地目とは何?
地目は、土地を区分する単位のひとつで、その土地が属する地域の区分や用途を示すものです。
日本では、地目は主に国土交通省が定めた地籍調査規則に基づいて区分されています。
例えば、農地や山林、宅地、公共施設など、土地の利用形態によって地目が分けられています。
地目は、地籍図や登記簿などに記載され、土地の利用や取引が行われる際に、重要な役割を果たします。
地積図や登記簿などに記載される地目は、様々な種類があるので、ごく一部ですが簡単に紹介していきますね。
住宅用地は宅地と記載されます。学校や幼稚園などが建つ教育用地は学校地、商店街やショッピングモールなどが建つ商業用地は商業地、工場や倉庫が建つ工業用地は工業地と呼ばれます。
この他にも、水を引いて水稲を栽培するための農地を水田、森林などの自然保護や林業用地を山林、公共の緑地や遊歩道、遊具などが設置された公共用地を公園と呼ばれ、畑作や畜産などの農業用地を転作地と言います。
このように土地を目的別に分けて表した地目は、土地利用や地価などに関する調査や評価にも用いられ、都市計画などの土地利用計画にも重要な情報として活用されます。
弓田茂樹土地家屋調査士事務所では、地目についての調査も行っていますので、地目に関することで疑問や質問がありましたら、いつでもお問合せください。