土地の測量は、土地登記に必須?
土地の測量は、土地登記に必須となる場合と、ならない場合があります。
土地の登記には、表題登記、分筆登記、地積更正登記などがありますが、その中からいくつかのケースで測量が必要となります。
表題登記では、新たに土地を取得した場合や、これまで登記がなかった土地を登記する場合は、土地の領土や形状を確定するために測量が必要となり、測量結果をもとに、法務局に登記の申請を行うことになります。
分筆登記では、土地を複数に分割する場合、正確な境界を決める必要があることから測量を行い、分筆後の面積や形状を確定する必要があります。
地積変更正登記は、登記簿に記載された土地面積と実測範囲が異なる場合、測量を行い正確な地域を確定した境界地積更正登記を行う必要があります。
一方、土地登記の際に土地の測量が不要な場合もあります。
土地の売買や相続による登記で、所有権の移転登記を行う際は、土地の形状や区域が変更されないため、測量なしで手続き可能なケースが多いです。
土地の測量は、表題や登記分筆登記などの一部の登記に関して必須となりますが、所有権移転登記などでは必要ないケースも多いので、事前に確認することが大切です。